転職理由をオブラートに包む方法

看護師に限らず、とにかく転職の時の悩みは「退職理由・転職理由どうしよう?」というもの。
面接で聞かれる率ほぼ100%の絶対対策を練っておくべきポイントです。
絶対聞かれる質問なだけに「何で前の職場を辞めようと思ったんですか?」「何故転職しようと思ったんですか?」
と聞かれた時の受け答えで合否が左右されると言っても過言ではないのです!
ここでは「ちょっと言いにくい退職理由・転職理由」をオブラートに包む方法をご紹介します。
なお、看護roo!(看護ルー)公式サイトでも
「安全な退職理由の話し方」を紹介していますので、併せてそっちもチェックしてみるとより万全です!
g2


退職理由・転職理由をオブラートに包む方法

①自分自身が病気になってしまった
「医者の不養生」という言葉は、「患者へ健康を説く仕事をしている医者自身が不健康」というところから、
「頭では分かっていても実行しない」ことを示すことわざになっていますが、
現代では「医者(を含む医療従事者)が激務過ぎて、不養生にならざるを得ない」という意味合いが強くなっています。
なので、体調を崩してしまうという理由でも理解を示してもらいやすいとは思います。
ただし、この時に大事なのが、
「きちんとした治療を受けている」というアピールをすることです。
人間ですから病気になるのは仕方ありません。
しかし、悪くなったからといってきちんと専門家の指示を仰ぐこともせずに辞めるだけでは、
「辛いと逃げ出す癖がある」という風に見られるだけです。
「こういう症状でした。医者の見立てはこうです。なので、こうすればきちんと働けます」
というところまで自分からしっかり説明しましょう。
b4

②「上司・先輩と反りが合わなかった」「イジメられた」など人間的理由
看護師は気が強くないとやってられないお仕事なので、合わない人となればとことん合わないのも納得です。
しかしだからといってそれをそのまま伝えるのは社会人としてはNGです。
ではどう言えばいいか?
答えは
「言わない」。
これに限ります。
言わなくて良いことは言わないというのも、社会人に必要なスキルです。
転職希望先の病院の教育制度が充実しているなら、「看護師としてもっと勉強し、さらなるステップアップ出来る機会を求めて」など、
それっぽい他の理由を述べておく方がベターでしょう。
看護roo!(看護ルー)公式サイトでも「人間関係の理由は触れない方が良い」とされています。
b2

③病院の方針に合わなかった
これもよくあるパターンで、特に若い看護師さんに多いのですが、
「もっと暖かみのある、心を寄せた看護をしたいのに、あまりに忙しすぎて出来ないし、
病院自体がスピード重視で、患者さんを流れ作業で扱わなきゃいけないのが辛い」
といった退職理由。
これに限らず、病院の「気質」に馴染めないのも分かります。
そういう時は「前の病院はこうだったから嫌だ」というより「(面接を受けている)この病院はこうだから良い」
という言い方に変換する方がベターです。
ただし、「あなたの病院ってこういうところが良いと思うわ」みたいな上から目線にならないようにしましょう。
人間の心理として、「よそ者」に自分のところを「分かった風な口で語られる」のは不愉快です。

④給料が安い・ボーナスが少ない
ある意味一番多い理由かもしれませんが、これを直接言うのもやはり大人気ないというものです。
しかし、病院によっては給料が上がる段階というのが明確に決められているところも多いですね。
その段階制度を事前に知ることが出来るのであれば、
「今の病院はどうしたら給料が上がるのか明確になっていなかった」という理由を述べるのはプラスになりやすいと思います。
また、
「親が介護を必要とするようになり、以前より実家に送るお金を増やしてあげなくてはいけなくなった。
元々いた病院に打診したけれど必要な額に到達することが出来なかった」
など、明確な「収入を増やしたい理由」を述べられるのであれば、それは活用していきましょう。
そうでなければ「向上心を保ちやすい環境作りに惹かれた」等の言い方に置き換えるとベターです。


次のページ>転職開始は最低2か月前から